村上春樹の新作あらすじと感想(色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年)

tazaki01

先日発売されたばかりの村上春樹待望の新作
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

早速品切れの店もあるようだが、皆様はもう読まれたであろうか?

ミーハーな私は発売日当日に購入し速攻で読破したので
まだ読んでいないという方に向け、簡単なあらすじと感想をお伝えしようと思う。

肝心な部分はネタバレしないようにするつもりだが、
それでも読む前に一切の予備情報を入れたくないという方は
この続きを進めずに、今すぐ本屋に行って購入するか、
もしくはネットで購入し届くの待つことをオススメしたい。

新作は続きが気になってしまう人も安心の1巻完結型

今回、発売にあたり私が最も気になっていたのは
本作は1巻限りの作品か、はたまた「1Q84」や「海辺のカフカ」のように
連作になるのかどうか、ということだった。

連作の方が読み応えがあって良いのだが、続きが待てない性分ゆえに
先に1巻目だけ発売されるようなことになってしまうと、
その後の続きが気になってしまい、それはそれはとても辛いのである。

しかしどうやら、この作品については1巻限りの作品のようだ。
(村上春樹のことだから、サプライズがないとは言い切れないが・・・)

それについては安心して購入して良いと言えるだろう。

話題を呼んだ妙に長いタイトルの意味は?

ここからは予備情報になるので、事前に何も知りたくない人は
本当にこのページを閉じた方が良いと思う。

そうでない人は続きを読んでいただければと思う。

さて、発売前から話題を呼んだ、妙に長いタイトル
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」であるが、
まず「多崎つくる」は主人公の名前。

特に「多崎」は「たさき」ではなく「たざき」と呼ぶ。

そして、この名前に付随する「色彩を持たない」が意味するところは
様々な意味を同時に持っているのであるが、その一つとして
名字や名前に「色」を表す文字が入っていないということである。

つまり、「青柳さん」であれば「青」が入っていて、
「赤井さん」であれば「赤」が入っているのに対し、
「多崎つくる」に色を表す言葉は入っていない、ということだ。

最後に「巡礼の年」とはクラシックの曲集の名前で、
この曲集に含まれる「ル・マル・デュ・ペイ」という曲が
作品中頻繁に出てくる。

以上それぞれにどの程度重要な意味を持つかは伏せておく。

村上春樹の新作、そのあらすじと感想

それではいよいよ、あらすじと感想をネタバレしない程度に書いておきたい。

まず本作の大きなあらすじというか主題になっているものは、
主人公多崎つくる氏のトラウマ再生であると言えよう。

過去に非常に不可解な出来事から始まって抱えた「ある大きなトラウマ」が
未解決のままずっと心の奥底にあるせいで
なかなか愛する人との距離を縮められない多崎氏が、
ついにそのトラウマの発端となった不可解な出来事の真相に迫ることにする。

調べてみると、やはりその裏にはとんでもない事実が隠されていて・・・。

ストーリー展開としては王道を行く作品ではあるが、そこは村上春樹。
肉付けされた内容に、つい興味を持たずにはいられないエッセンスが散りばめられ、
最後まで飽きる事なく、一挙に読み進められてしまう面白さがあった。

感想としては、「面白い」し「読んだ方が良い」ということに尽きる。

私が個人的に思ったのは、誰しも彼ほどではないまでもトラウマみたいなものや
コンプレックスみたいなものを身に抱えていることが多いわけだが、
それが障害になって先に進めない物事があるようであれば、
きちんと向き合って解決した方が良いよね、ということ。

私も人には言わないが、そういう「抱え込んでしまったもの」があって、
いつまでもウジウジしているので、非常に共感したわけである。

読んで損はないから、読むべきである

結論としては、(人によって意見はあるだろうが)
村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は
彼の最高傑作となるかというと、そうでもないかもしれないが
普通に面白い(読んで損はない)ので、是非皆様も読むべきだろう、ということだ。


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

小川珈琲店の有機珈琲カフェットで職場で美味しいお手軽ドリップを飲もう!

大船のNo.1パワースポット「田谷の洞窟(定泉寺)」行き方・アクセス・拝観時間な...

サイパン旅行で使える海外Wi-Fiレンタルはココがおすすめ

花粉症歴20年のベテランが語る!最も効果的だった花粉症対策方法

米国渡航に必要なESTAの申請代行サービスは詐欺みたいなもの

お金を洗うと倍返し?!鎌倉西口の銭洗弁財天宇賀福神社へのアクセス・行き方