小さな子ども向けペダルなし自転車「ストライダー(STRIDER)」。
巷で流行っているのを目にするも、「1万円を超えるお値段」と、「危なくないのか?といった心配」、そして「三輪車じゃなくて良いのか?という観点」などから、買おうかどうか悩んでいるパパママも多いはずだ。
我が家でも、街中で同じような年代の子が乗っているのを目にして、物欲を募らせた2歳過ぎの娘に急かされ、つい先日購入した。
そこで、このストライダーを実際に買ってみてどうだったか、筆者生の口コミ情報をお伝えしたいと思う。
ストライダーはペダルなし自転車である

自転車のようで、三輪車とはちょっと違う。
ストライダーはペダルがない乗り物だ。
乗り方は簡単で、またがって足で地面を漕ぐ、それだけ。
子どもであっても、説明してあげる必要もなく、すぐに乗りこなすはずだ。
実際に私の娘も乗って30分もしないうちに、右や左に曲がったり、立てかけて置くなど、一連の所作をマスターしていた。
さてこのストライダー、公式には2歳から5歳くらいまで乗れると謳われており、その筐体はとても小さく軽い。
持ってみるとわかるが、赤ちゃんを抱っこして来たパパママなら楽勝である2.9kg、そう新生児の重さだ。
子ども自身が乗らずに、持ち歩くというのは現実的でないが、乗れる場所まで親が運んであげる分には苦労しないだろう。
ただし注意がある。
買った時にダンボールに入っているのは、完成された状態のものではない。
コンパクトな形で運搬しやすくしてあるためか、ハンドルなどが外れているので、そこだけ組み立ててあげる必要があるのだ。
当然小さな子どもにその作業は難しいから、パパママが手伝ってあげる必要あり。
とはいっても、大人であれば説明書の絵の通りに組み立てれば良く、簡単に2分くらいで準備ができることだろう。
ネジなどの工具を用意する必要もない。
クラシックモデルかスポーツモデルか?

我が家で今回購入したのはクラシックモデルのグリーンだ。
値段は10,900円+税。他にレッド・ブルー・ピンクがある。
グリーンにしたのは、娘にどれが良いか自分で選ばせた結果。
親的には普段来ている洋服の色などからピンクの方が写真映えするのではなどと考えたのだが、子どもの自主性を尊重することにした。
しかし、実はストライダーには、より高価で高性能のスポーツモデルというものがある。
こちらは13,500円+税でクラシックにはないオレンジ・イエロー・ブラックを選べる。
どちらが良いかは考え方次第とは思うが、私個人的にはクラシックで十分と思った。
確かにスポーツモデルの方が高性能なのだが、しょせんは自転車に乗るようになるまでの玩具である。
無理に数千円足してまでスポーツモデルを買う必要はないのではないかと思う。
メーカーとしては高い方に売れて欲しいから推すだろうが、その戦略にみすみす引っかかるべきではない。
ただでさえ子育てにはお金がかかるのだから。
ストライダーは本当に2歳でも乗りこなせるのか?

さて、ストライダーの購入を悩んでいるパパママが気になっているのは、自分の子どもが乗りこなせるのかどうか、危険なことはないか?といったことではないだろうか。
結論から言えば、危ない部分は多々あるので、大人が注意深くなければならない。
例えば、結構転ぶのでヘルメットは絶対に着用させた方が良い。
子どもは暑いと言って平気で脱ぎたがるが、それならストライダーも休憩、乗るときはつけていないと絶対にダメだということを言い聞かせねばならない。
ちょっとでも「これくらいなら着用しなくて良いか」と油断すれば、「この間はかぶらなくて良かったのに、なぜ今はかぶらないといけないのか」と言い始めるのが子どもだ。
そこは厳しくしておいた方が、後々において楽である。
また、公道での走行もやめておいた方が良い。
子どもは、大人の自転車のように、道を乗りながら走って目的地まで行こうとするだろう。
しかし、そのコントロール精度は怪しいこと怪しいこと。
行き交う人に平気で突っ込みそうになるし、間違って車道に出てしまう危険性もある。
素直に、広い公園のような場所に連れて行ってあげてほしい。
ただ気をつけていただきたいのが、公園でも許可されているところとされていないところがあるので、どこでも良いわけではない。
ボール遊び禁止の公園は大体ダメ。
事前に遊んでも良い場所かをチェックするのが親の義務だろう。
・・・と、ここまで読むと、やはり買わない方が良いのかという結論に思われたかもしれない。
しかし、私は上記を踏まえても、そうは思わなかった。
まずは、子どもの運動神経の発達面におけるメリット。
直立しないアンバランスな筐体をコントロールすることは、子どもにとって大きな刺激。
(この年代の子どもにとっては)危険なことに挑戦することで得られる、チャレンジ精神などメンタル面でもプラスに作用することだろう。
上手に乗れるようになるにつれ、子どもの成長を感じることができる。
次に、運動能力・体力の向上。
子どもはストライダーを買ってもらうと、嬉しくて毎日のように乗りたがり、乗り回す。
家でおままごとも良いが、やはり子どもの体力は外で疲れ果てるまで遊び倒すことによって磨かれると思う。
正直、親はついていけないくらい疲れるとは思うが、そここそママに負けないパパの出番であるから、張り切って付き合ってあげてほしい。
そして何より一番は、子どもの笑顔。
うちの娘、このストライダーが本当に嬉しかったみたいで、喜んで乗って走っている。
雨が降って今日は乗れないよとなると、本当に残念そう。
そんな子どもの笑顔を見ると、買ってよかったなと心から思えてくるものだ。
したがって、悩んでいるパパママがいらっしゃったら、私が背中を押すわけではないが、ぜひ買ってあげていただきたい。
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↑ストライダー、そこまで重くはないのだが、外出先で他の荷物もある中、買って帰るのはかさばるし面倒な大きさなので、ネットで買うのがおすすめだ。