まさかの無料配布!ドラクエアプリのビジネスモデルとは?

ドラゴンクエスト

2013年11月28日、スクウェア・エニックスから
一足早いクリスマスプレゼントともいうべきプレゼントがあった。

なんと、あの国民的名作ゲームソフト「ドラゴンクエストⅠ」の
スマートフォン版アプリ(iPhone,iPodTouch,iPad,Android対応)を
先着100万名に無料配布したのである。

そしてこのサプライズニュースに多くのドラクエファンが飛びついた。

わずか一日で予定の100万名ダウンロードを達成してしまったのだが、
太っ腹のスクウェア・エニックスは無料配布期間を12月10日まで延長!

本来は500円で配信する予定だったというから
100万本で5億円以上になるはずの売り上げをドブに捨てての
大盤振る舞いだったわけである。

実際に私もダウンロードし、この週末で一気にクリア。

これだけの楽しさを無料で味わせていただくなんて
ちょっと申し訳ないくらいの気持ちになったものだ。

しかしスクウェア・エニックスも営利企業。

単なる無料配布だけでは、ビジネスとして成り立たないのは当然で
何かしら裏に考えがある。

その驚きのビジネスモデルについて、考察してみたいと思う。

ドラクエポータル経由でのダウンロードにカギがある

ドラクエポータル

ドラクエ無料配布のビジネスモデル、
そのカギはスマートフォンアプリの特徴を生かし切った点にある。

この「ドラゴンクエストⅠ」というアプリをダウンロードしようと、
Appストアをのぞいても永遠に見つからない。
出てくるのは「ドラクエポータル」というアプリだ。

実は「ドラゴンクエストⅠ」アプリは
「ドラクエポータル」というアプリのアプリ内アプリという位置付けなのである。

したがって、ユーザーはまずこのポータルアプリを
ダウンロードする必要が生じるのだが、このポータルアプリこそが
本ビジネスモデルの肝ともいうべき仕組み。

一度ダウンロードすると、ユーザーはプッシュ通知にて
次回作のリリース時にお知らせなどを受け取る。

つまり、「Ⅰ」を無料配布する代わりに
ドラクエファンを囲い込んで、「Ⅱ」や「Ⅲ」などを販売する際の
広告ツールとして活用することを目論んでいるというわけだ。

(実際早速、12月12日に「Ⅷ」の発売が決まっている、こちらは2,800円だ)

ドラクエアプリはフリーミアム、儲けるのはこれから

プレイ画面

このように、WEB系マーケティングでは
まず無料サービスで大量の見込み顧客を獲得するというビジネスモデルが
しばしば見られる。

今回のドラクエも、いくらリメイクとはいっても開発費のかかる
「Ⅰ」を無料配布する代わりに100万名以上の見込み顧客を手に入れた。

そのうちの何割かが「Ⅱ」や「Ⅲ」などを購入してくれれば、
その費用で「Ⅰ」の開発費を回収しつつ、利益を生み出すことが出来るというわけだ。

今回わざと赤字を出してでも
今後莫大な広告費を投入することなく、見込み顧客にリーチ出来る作戦を取ったのは
ある意味賭けではありつつも、かなり頭の良い作戦と言わざるをえない。

スクウェア・エニックス、恐るべし・・・である。

ちなみに、こうした無料サービスをフックに展開するビジネスモデルは
かつてクリス・アンダーソンが「FREE(邦題:フリー)」という書籍で語った
「フリーミアム」というビジネスモデルになる。

分厚い書籍だが、まだ読んだことがないという方は
ぜひ一読されることをオススメしたい。

(電子書籍版も出ているので、かさばらない)

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