Chromebook vs Windows RT(Surface 2) 徹底比較レビュー

Acer C720とMicrosoft Surface RT

日本上陸が目前に迫っているGoogle製OS搭載PC「Chromebook」。

その実態は前記事に書いたが、
主にインターネットブラウジングしか出来ないという機能性ながら
それがゆえに安いという特徴から
用途によっては「アリ」なパソコンである。

しかしここで私はとあるパソコンを思い浮かべた。

Surface 2およびSurface RTといった機種に代表される
「Windows RT」OSを搭載したパソコンだ。

というのも「Windows RT」パソコンも、Windowsと名がついていながら
「Windows 8」や「8.1」に比べ極端に出来ることが少なく
しかし価格は安いのである。

つまり、「Chromebook」に興味を持った方は、実は「Windows RT」でも
良いかもしれないし、その逆もまたしかりというわけだ。

そこで本記事では、この2つのOSそれぞれの特徴や、
使い勝手の違いなどを徹底レポートすることで
皆様の選択の参考にしていただければと考えている。

何を隠そう、実は私、この2つのOSを
両方とも実際に使ってみた経験のある数少ない日本人の一人。

率直な感想をお伝えできればと思う。

ChromebookとWindows RTの概要

まずはおさらいがてら、それぞれの特徴を簡単にまとめた。

Chromebookの概要

Acer C720 Chromebook

Chromebookは検索エンジン最大手でインターネット業界の雄、
Googleが開発したOSだ。

WindowsやMacでもインストール可能なWebブラウザ「Google Chrome」を
使ったことのある方なら、理解が早いかもしれない。

こういう言い方は反感を買うかもしれないが、
語弊を恐れずに、バッサリ言ってしまうと
「Google Chrome」だけしか使えないパソコンという感じだ。

ようするに、ほぼインターネットするためだけのマシン。

こういうと、使い道の少ないポンコツPCみたいに思われそうだが、
近年、インターネットの世界は技術進歩が進んでいるので、
単なる情報収集だけのツールと思ったら大間違いだ。

今やコミュニケーション、書類作成、画像編集など
人々がコンピューターで行いたい大抵のことが
オンライン上のサービスを通して出来るようになっていて、
そういったことでの存在意義がある。

Windows RT (Windows RT 8.1)の概要

Microsoft Surface RT

対する「Windows RT」はWindowsの名の通りMicrosoft製OS。

現在はバージョンアップして「Windows RT 8.1 Update」が
最新のバージョンとなっている(2014年4月現在)。

代表的な搭載PCは「Surface 2」「Surface RT」。

見た目がそっくり「Windows 8.1(8) 」なので
普段使っているWindows PCの役割を期待してしまいそうになるが、
実はインストールできるソフトウェア(アプリ)に制限があり
機能限定的なWindowsといった感じだ。

具体的に言うと、従来のWindows向けに作られたアプリは動かず
Windowsストアで配布されるModern UI版アプリしか使えない。

このModern UI版アプリは現在数や種類が乏しく、
やれることが限られてしまっているというわけだ。

しかしその分、料金的には安い価格で手に入れることが出来る。

(私はこの点が、Chromebookと似ているとしている)

ChromebookとWindows RTは何が違うのか?

ネット閲覧だけなら差はないに等しい
さて、ここからはChromebookとWindows RTの違いを見ていこう。

前提として本体デザインのカッコよさだとか、外部入力端子の差、
バッテリーの持ち具合だとか、そういったハード的な差は
同じOSでも機種によって大きく違ってくるので割愛する。

あくまでChromebookとWindows RTのOSの違いに焦点を当てると
それはズバリ、使えるアプリの差だろう。

ChromebookはGoogle Chrome、Windows RTはInternet Explorerという
ブラウザでインターネットに接続するのが、
大きな使い方の一つになるとは思うのだが、
これは正直大きな差がつくものではない。

その昔はInternet Explorerは表示が遅く、
Google Chromeは逆に速いという印象だったが、
Internet Explorerもバージョン11になって、かなり速くなった。

(私見だが、気持ちGoogle Chromeの方が速いかなという感じながら、
Internet Explorerでもストレスを感じることはない。)

それよりは、それ以外に用意された各種アプリの種類と数が、
両者の差を際立たせているように思う。

Chromebookで使えるアプリ

ChromebookではGoogleサービスが使いやすい

Chromebookでは、無料で使えるアプリが豊富だ。

「Chrome ウェブストア」に行けば、様々な目的に合わせた
最適なアプリがたくさん揃っている。

iPhone, iPadで使えるアプリよりは数も種類も少ないが、
Windows RTよりは使えそうなアプリが多いという印象を受ける。

しかし結局のところ、特に使いそうなアプリは
Google製ということで、GmailやGoogleドキュメント、YouTubeなどに
なってくるように思う。

実際これらはクリックひとつでスタートできるように
最初からタスクバーに存在している。

(もちろん自分で後からインストールしたアプリも
タスクバーに追加することが可能だ)

しかし特筆すべきは、GmailやGoogleドキュメント、YouTubeなどは
あくまでWebサイトで展開されるサービスなので、
Windows RTでも使用することは出来るという点だ。

ほとんどこれらしか使用しないのであれば
Chromebookの優位性は特にないに等しい。

(ただし、Windows RTでGmailは結構重たいし、
Outlookを使うよう推奨されている感じなので、Gmailを中心に考えるなら
Chromebookの方が明らかに用途に適している。)

Windows RTで使えるアプリ

Windows RTはOffice, Skype, LINEが使える

一方のWindows RTだが、こちらは前述の通り、
従来のWindows向けに作られたアプリを使うことが出来ない。

例えば、iTunesとかPhotoshopとか、
普段PCで使っていたものが使えないのは本当に痛いし、残念だ。
(ただしこれはChromebookでも使えない)

しかし、おそらく多くの方に使用頻度が高いであろう
Officeソフト(Word、Excel、Power Point、Outlook、OneNote)が
最初からついているのは非常に嬉しいところで、
これとインターネットだけで十分という人もいるはずだ。

またChromebookでは使えないが
Windows RTでは使えるアプリの例として
LINE、Skypeアプリの存在を挙げておきたい。

これらはコミュニケーションアプリの王道なので、
あると嬉しいという人は多いのではないだろうか。

その他はWindowsストアで配布されるModern UI版アプリに
頼ることになるが、これはあまり品揃えがよろしくない。
(それでも、ちょっと前よりだいぶ充実してきたように思う。)

いずれにせよ、この「アプリの差」というのが
2つのOSの大きな違いになってくる。

結局ChromebookとWindows RTはどちらがオススメか?

Chromebook vs Windows RT

といった上記の違いを受け、
実際に両方使ってみた私の感想として
結局ChromebookとWindows RTはどちらがオススメか?

その答えをここに記そう。

前提として、両方ともWindows(8, 8.1系OS)やMacに比べれば
機能がだいぶ制約されており、
お金に余裕さえあれば、買う必要の少ないOSマシンだが、
必要十分で良いという割り切り型の方にはコスパ最高。

そのうえで、どちらか迷った方には
下記の観点で選ぶと良いのではないかと思う。

とにかく価格重視ならChromebook

Windows RTは機種が、実質「Surface 2」の一択でしかなく
価格は ¥46,080~¥56,366(8%税込)で
キーボードカバーを付けるとプラス¥13,351(8%税込)。

それに対し、Chromebookは
どのメーカーが日本発売するか分からないが
東芝、サムスン、エイサー、ヒューレットパッカードなど
複数メーカーの機種を検討可能だ。

日本発売価格はまだ不透明ながら
欧米での販売価格を見る限り、明らかに1~2万円低め。

もともと割り切らないといけないOSだから
とことん価格にこだわるならChromebookだろう。

使い勝手を考えるならWindows RT

とはいえ、価格面を差し置いても、あくまで私個人は、
現状としてはWindows RTがオススメである。

その理由は散々述べてきたアプリの差だ。

前章そのままではあるが、
やはり使い慣れたOfficeソフトがそのまま使えるという点、
LINE、Skypeアプリの存在は非常に使い勝手が良い。

(逆に言うとアプリ次第なので、今後のアプリ充実具合によって
戦況が変わる可能性も大いにあり得るが)

ただし、アプリ面で言うとWindows RTは
インターフェイスが普通のWindows(8, 8.1系OS)なので
「なんでいつものソフトが使えないんだ!」という
気持ちになりやすく、フラストレーションがたまりやすいかも?!

Chromebookの方がインターフェイス的に
気持ちの割り切りがしやすい点は注意されたし。

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